ホテル前の逡巡。倫理とリターンの話

某日 Y街

 

先日のエントリー『弾丸即〜はかない幻影を追って〜』

http://mint-pua.hatenablog.com/entry/2015/07/15/000418

にてバンゲした案件とアポ。

 

数日前から電話で仕込みをしておいた。首尾は上々、相手の関心、

IOIは確実に引出せていた。

 

しかしミントには不安があった。

女子が多い環境で育ち、男性経験もあまり豊富ではない彼女、貞操観念がしっかりしすぎている可能性がある。

電話口では行ける気がしたが、実際はどうなのだろうか。ミントはそれでも行けるという仮説を立てていたし、それを支持するファクトも集めた。あとは実証するだけだ。

 

雑事に追われ時間に遅れてしまっていた。待ち合わせ場所に急ぐ。

さあ、検証の始まりだ。

 

合流してすぐに店に入り、改めて和む。

こちらの目をあまり見ない。人見知りらしい。

和み続け関係性を作って行く。頃合いだ。外に出よう。ミントがそういうと彼女は不安な一言をもらした。「約束、覚えてるよね?」

約束。実はミントは彼女を10:00までに帰りの電車にのせるという約束をしていた。

 

しかし、オールの選択肢も無しではないようなことを話していたため、あまり気にとめていなかった。雲行きが怪しくなる。

 

おいで、見せたい景色があるんだ。小高い丘の上へと歩く。

その途中、彼女が少しの間目をつむってもいい?と聞いてきた。

どういうこと?と聞くとミントの腕を握ってきた。どうやら、疲れてから少しだけ目をつむりたい、その間しっかり歩けるようにあなたの腕を握っているわ、ということらしい。

彼女はルーティーン「キュート・エクスキューズ」の使い手だった。

 

勝利を確信したミント。丘の上の公園のベンチに座り、髪をなでる。

 

突然シナリオが崩れる。

彼女はスキンシップを快く思っていないようだ。

その後手を変え品を変えギラつき続けるもグダが崩せない。

 

あげくのはてに、ミントあなたって手が早いのね、と言われてしまった。お手上げだった。

どうすることもできずに彼女を駅に送り届け、その背中を見送った。

 

気を取り直して次の案件へ向かう。

実は公園でグダられてすぐ、ミントはある案件にメールをしていた。

先日ミントのウイングと共にY街でナンパをし、連れ出した子だ。その時は時間の都合上即ることはできなかったが、こちらもメンテを行い、IOIを十分引出していた。

 

合流して連れ出す。連れ出し先が悪い。お互いの距離が遠く、会話が聞き取りづらいのだ。彼女はお酒は飲めない。どうやってスキンシップをとるか。

 

ここを出よう!ミントは叫んだ。

またもや歩き出すミント。

おいおいウォーキングが趣味のナンパ師なんて聞いたことがないぞ。

そう思いながら、歩き、ベンチに誘導する。

座って和む。やはり距離が近い方が会話が盛り上がる。

 

そしてミントはあることに気付く。彼女は終電を全く気にしていない。

だいたいにして、10:30を過ぎてから合流しているのだ。

これ自体が大きなサインである。

 

 

彼女を抱きしめる。

心臓の鼓動がはやい、程よく酔いが回ったミントの頭でもはっきりとわかる。キスをし、ホテル打診。

 

ホテルの前に来て、彼女はためらいだした。

ちゃらいのは嫌、いつもこんなことをやってるの?

 

返事のできないミント。あいまいな解答でお茶を濁すことしかできない。

嘘はつきたくない。ぬか喜びさせて裏切るなんてまっぴらだ。


めったなことでは色を使わないと決めているミントが、一番困る瞬間だ。

そのまま交渉は続く。

 

 

彼女は処◯だった。

 

 

 

瞬間、さまざまな思いがミントの頭の中を駆け回る。

自分がやろうとしていること。彼女に与える影響。ここまで払ったコスト。

戻るなら今だ。

 

 

 

終電は?今後のフォローは?

 

 

 

 

倫理観、自制心、人として備えていなければならないもの。

 

 

 

 

ミントは、

ホテルに入った。

なんのことはない、ミントは子供だったのだ。自分の行動の責任を引き受ける覚悟がないのにストを行い多くの女性を傷つける。

最近人を心から愛せなくなっていっているのが、自分でもわかる。

 

 

ミントはこれからどうなっていくのか。ミントにもわからない。

あるいは、ナンパを続けた先に見えてくものがあるのだろうか。

 

いずれにせよ、いちど踏み込んだ道だ、ミントは当分ナンパを続けるだろう。

今更後には戻れない。